書評

他責から自責へ

人生を変えるきっかけをいただいたのが、勝間和代さんの『無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法』だったのですが、『不幸になる生き方』によってもまたも救われました。

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勝間和代さんからは学ぶことがたくさんあり、自分が取り入れられるところだけでも行動レベルにまで落とし込めると高い確率で幸福な人生が送れるはずです。また、書籍を書きたい人にとって勝間さんの書籍は構成、論理展開などがすばらしくとてもよいお手本になるのです。さらに、知らない知識、読みたくなる本の紹介があり、これで756円はおトクすぎます。

ダメダメOLだった私が1年あまりで作家デビューできたのは「他責から自責に進むことができたこと」が一番の要因です。

人生のコントロール権を自分以外の何か(世間、他人など)から取り戻し、不幸な人生を幸福な人生に変えていくことを「方法論」「技術論」として捉えたほうが「より早く、よく効率よく結果が出ますよ」というのがこの本の趣旨です。

私は、「実力は2%、運が98%」だと思っていますが、その98%の中身は、人との出会いであり、他力を生かすことであり、チームワークから生まれるものだからです。

会社員時代 に全く上手くいかなかったのは他責であり、チームワークを軽視し自ら運を遠ざけてしまっていたからでした。

リストラという不運により「リスク」という川を渡らざるを得ない環境になり、とてもよい転機になりました。

特に出版の際に「成熟の川を渡る」必要がありました。

その時に「褒め貯金」が貯まっていたお陰で左岸(自責)から引っ張ってくれる方が本当にたくさん現れました。

反対に右岸(他責)からも引っ張られるのも感じました。

あぁ、やっぱり本書に書いてあることは本当なんだと身をもって体験しました。

ちなみに私の言う「褒め貯金」とは本書によると次の言葉になります。

三薬実行ー褒めよう、笑おう、感謝しよう

この徳の貯金があると、いざという時に多くの人から助けてもらえるのだと分かりました。

これらのことは誰にでも簡単にできることなので今日からやってみるととてもよいことがあります。

そして『不幸になる生き方』もぜひお読みください。私は3回読みました。

息を吐くように自然に行動できるまで繰り返し読みたいと思える良書です。