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『 仕事でいちばん大切なこと』 アルボムッレ・スマナサーラさん著を読み、仏教の心は素晴らしく、仕事、人生、投資に活かせることが本当に多いと思いました。仏教の良いところは他の宗教と違い曖昧さが許されるところ。仏教徒ではなくても、好きなところをどんどん取り入れて人生に活かすことができます。
香山リカさんの『しがみつかない生き方』のP.192に書かれていたちょっと客足が途絶えただけで突然弱気になる、ということは妄想でしかありません。本書には妄想を断ち切るための瞑想法が紹介されています。無理なくできる瞑想なのでぜひ取り入れてみたいです。そしてP.109の慈悲の瞑想には感動しました。
生きとし生けるものが幸せでありますように
生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように
生きとし生けるものの願いごとが叶えられますように
いかがでしょうか。このような心があれば、自分だけ得をしたいとか、人を傷つける言葉、三毒も自然と吹き飛んでしまうでしょう。運もよくなり、人生もうまくいきます。
本書では
働くこと=生きること。難しく考えない。「やりたいこと」ではなく「できること」を仕事にする。
とありました。何か楽になりますね。最初できることをやっていき、成果があがればやりたいことにも挑戦できるのではないかなぁ。。というのが私の考えです。
お金に関する考え方も、仏教ではお金を稼ぐことを否定していません。あくまでも「生活の道具」としてとらえています。「お金って何だろう」と迷ってしまったとき、お金に必要以上な力を与えていないか立ち止まってみるとよいかもしれません。
お金は、物々交換を円滑にするための便利な道具にすぎない。
お金がある人と技術のある人の、協力関係が利益を生む。
欲しいものは買わない。必要なものを買う。
いざというときのために、給料の4分の1は貯金する。
その他にも心に残る言葉がたくさんあります。完全に自分の中に取り入れられるまで繰り返し読みたいと思います。
いい企画を考えるためには、いかに人の役に立つかを考えればよい。
世の中は無常。変化し続けるのだから、保守的な発想は危険である。
毎日が勉強だと考え、楽しんで学び続けることが大事。
どこかに楽園を探すのではなく、自分が今いる場所こそが楽園であると考える。
本書に書かれていることを実践できれば人生はうまくいくはず。最初から100%を目指さずに取り入れられるところから実践しましょう。あきらめる人を人は助けません。自分は負け組みだと決め決めつけずに、心を磨き続け徳を積みましょう。そして笑顔と涼しい眼を忘れずに。