書評

本の読み方、文章の書き方を変える書

小飼弾さんの『新書がベスト』を読み、とても楽しい時間を持てたと同時に新しい目標が見つかりました。

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新書をもっと読み、質のよいアウトプットを出し続けるということです。

「生き残る力」を付けるためには、やはり多様なカテゴリーを擁したノンフィクションを読むべきです。

本を読むことが強みになるかどうかの境目は、1000冊です。プロの物書きは300冊の本を読んだら1冊書けると言いますが、これはアウトプットがすでに習慣になっている人の話し。そうでない人は、その3倍くらいは読まないと、意味のあるアウトプットになりません。

これまで書籍を手に取るのは主に単行本コーナーでした。新書コーナーに行ってみると思わず手に取りたくなるような素敵なタイトルの本がたくさん。装丁が同じなだけにタイトルと著者名だけで手に取るかどうか決めます。それだけタイトルは大切なのだなと痛感しました。

①タイトルから本の出来を測る

短いほどにハズレ率は低くなる

タイトルは本全体の内容を要約したもの。それが短ければ短いほど上手く要約できているということ。

『新書がベスト−10冊で思考が、100冊で生き方が変わる』も本全体の内容がとても上手く要約されています。

(渋谷 ブックファーストにて)

そしてこちらの言葉にもドキッとしました。

それでも、外部へのリンクを大前提にしていては本ではない。読者がそこで読みたい内容が1冊にきちんと収まっており、そこから外へ出ていかなくてもよいことが、本を本たらしめている重要な要素です。

ブログなどウェブ上で書いているとリンクを貼ってしまい説明不足になりがちです。だけど、本は文字や図版で完璧に説明をしなければなりません。文字がメインの新書はイラストや図版に大きく頼ることができないからより高度な文章力が必要になります。つまり、よい文章にめぐり合える確率も高くなるのかなと思いました。

本書を読んでやってみようと思ったこと

新書をタイトル買いしてみる。タイトルから内容を想像してみる。つっこみをいれながら読んでみる。

読書とアウトプット(書く力)が変わりそうです。