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『手放す生き方』(サンガ)の共訳仲間の星飛雄馬さん(実名)がマガジンハウスから新刊を出版されました。
数字にまつわる仏教語をやさしく解説してくれる本で、タイトルのように45分で読むことができます。
「一念」「四苦八苦」など普段何気なく使っている言葉も仏教用語なんですね。
ブッダの身体的な特徴をまとめた「三十二相八十種好」(さんじゅうにそうはちじゅっしゅごう)という項目などとても面白かったです。
⑤手足の指の間に水かきがある。
⑭全身が金色に輝いている。
⑮身体から光を発し、三メートル四方を照らす。
などなど。常人離れした身体的特徴も含まれます。
仏像や仏画の多くは、この三十二相の特徴をもとに、ブッダの姿を描いたものだそうです。著者の星さんも本のなかで書かれているように、三十二相の特徴を頭に入れておくと仏像を見る際の視点が変わりそうです。
キリスト教はストーリー性を、仏教はビジュアル性を重視して広く伝えられてきたのかもしれません。
私は特定の宗教を信仰していませんが、キリスト教、仏教、西洋哲学、日本や西洋の歴史などを学ぶことは好きです。
こうした仏教用語を覚えておくと、外国の方と一緒に仏像を見る機会などに面白いガイドができそうですね。
通勤時間にも読める分量で初心者にもおすすめです。