白河桃子さんと齋藤英和さんの『妊活バイブル』(講談社+α新書)を読みました。
正直、「もっと早く知っておきたかった」と思いました。
「いつかは子どもを授かりたい」と思っている男女は一刻も早く読まれることをおすすめします。
パートナーと一緒に読むと理解が深まるかと思います。
出産を経験した先輩達からは「早く産んだほうがいいよ。体力がきついから」とよく言われます
40代、50代の男性からも「仕事より優先したほうがいい」と言われる機会が増えました。
でもみなさんハッキリとした理由や客観的な数字までは教えてくれませんでした。
しかし、この本ではそうしたことがハッキリと書かれています。
卵子の数の変化、年齢別にみる排卵と妊娠率の関係、年齢別自然流産率などのデータには衝撃を受けました。
“女性には妊娠に適した時期というものがあり、それは20歳から34歳といわれているからです。”
“「卵子は加齢する」”
“35歳を過ぎたら1年1年が勝負”
またこのような強いメッセージには今年34歳になる私にとっても正直焦りを感じます。
今までタブーとして誰も教えてくれなかったことです。
見た目は若さを保つことができても、卵子までは無理ということ。
私たちアラサー、アラフォー女性にとっては1ヶ月1ヶ月を本当に大切に生きなければならないのだと考えさせられました。
健康(食事、運動)、妊娠、自己投資(読書、スキルアップ)など緊急じゃないけど重要なことはどうしても後回しにしてしまうのが人間です。このなかでも妊娠は自分のなかで期限を作らなければならないのだと感じました。
結婚のこと、妊娠のこと、お金のこと。
こういったことは親も学校もなかなか教えてくれません。
だからこそ書籍などで自分で正しい情報収集をし、考えていかなければならないのです。
大妻女子大学では結婚、ライフプラン、お金のことなどゲストスピーカーによる課外授業が充実しています。こうした大学での取り組みも広がっていって欲しいなと思います。
白河桃子さんが書かれたコラムもおすすめです。
日経ウーマンオンライン:「意思を持って授かる」・・・ それが妊活時代です
取り返しがつかなくなる前にぜひお読みいただきたい一冊です。
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